クラップスはサイコロの出目を当てる人気のカジノゲーム カジノにはたくさんのゲームが用意されていますが、その中でバカラと並んで人気があるといわれているのが「クラップス(Craps)」と呼ばれるゲームです。 クラップスはサイコロの出目の合計で勝ち負けを競うゲームで、カジノではサイコロを振る人(シューター)も含めた全員がゲームの行方を予想して賭けていきます。 テーブルにはディーラーがいますが、ポーカーやブラックジャックなどとは異なり、賭け金の払い戻しや没収をしたり、サイコロをプレイヤーに渡すといった進行役としての役割のみをつとめ、自らがシューターとなることはありません。 カジノでクラップスで遊びたくなったら、テーブルに着席して現金をチップと交換します。 交換を終えたらテーブルの好きな場所に賭けたいチップを置き、全員がベットを完了したらゲームが始まります。 1投目を振る人はディーラーから指定され、2個のサイコロが渡されたプレイヤーは片手で2個同時に振ります。 このとき、出目の合計が7か11だった場合はその時点で投げ手の勝ち、2・3・12のいずれかだった場合は即座に投げ手の負けとなります。 これ以外の数字がでたときはその数がポイントナンバーとなり、テーブル上にマーカーが置かれることで示されます。 1投目で勝敗が決まらなかったら、2名で遊んでいる場合はシューターを交代し、3名以上が参加している場合は1投目と同じ人が2投目以降も振ります。 カジノのクラップスはたくさんの人が参加するため、自ずと後者の同じ人がサイコロを振り続けるルールが採用されます。 2投目からは、出目の合計がポイントナンバーか7のどちらかになるまでサイコロを振り続け、ポイントナンバーと一致したら投げ手の勝ち、7が出たらその時点でシューターの負けとなります。 勝敗が決まったら賭け金の払い戻しが行われ、次のゲームに入ります。 次のゲームのシューターは、前回のゲームで出目の合計が7になった場合にその時の投げ手から見て左隣の人がつとめ、それ以外では前回のゲームのときと同じ人がつとめます。 クラップスは勝敗を決めるゲーム自体は非常に単純ですが、賭け方の種類が非常に多くて複雑です。 クラップスの賭け方の基本は、投げ手が勝つと予想する「パスライン」と、投げ手が負けることに賭ける「ドントパス」です。 いずれも配当倍率は2倍ですが、1投目が始まる前しか賭けることができません。 2投目以降から賭けに参加する場合はパスラインとドントパスに賭けられない代わりに、「カム」と「ドントカム」の2箇所に賭けられます。 これは賭けた直後に振られたサイコロの出目をポイントナンバーとし、次以降にシューターが勝つか負けるかを予想してベットするものです。 なお、これら4種類の賭け方に限り、1投目の後に一定の額を上限に賭け金を追加することができます。 クラップスにはこの他にも、賭けた直後に2・3・12のいずれかが出れば勝ちとなる「エニークラップス」や、ベットした後に振られたサイコロの出目の合計が7になる「エニーセブン」、指定したゾロ目になると予想する「ハードウェイ」など、様々な賭け方が用意されています。